身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ(みをすててこそうかぶせもあれ)

ことわざの意味
思い切って危険を冒せば、かえって活路が開けることもあるというたとえ。

用例

  • 彼は、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれとばかりに、全財産をかけて起業した。
  • 今の会社に見切りをつけ、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれと転職を決意した。

ことわざの由来

歌舞伎「敵討噂古市(かたきうちうわさのふるいち)」で使われたのが始まりとされています。苦しい状況を脱するには、覚悟を決めて思い切った行動に出ることも大切であるという教訓です。

類似のことわざ

英語の類似のことわざ

  • Nothing venture, nothing have.(危険を冒さなければ、何も得られない。)
  • Fortune favors the bold.(幸運は大胆な者を好む。)

ことわざを使った文学作品

  • 歌舞伎「敵討噂古市(かたきうちうわさのふるいち)」