ことわざの意味
明日ですら何が起きるか分からないのに来年のことなど分かるはずもないということから、予測ができない来年のことを話しても仕方ないという時の言い回し。
用例:
- 来年は海外旅行に行こうと計画していたが、「来年のことを言えば鬼が笑う」というように、予定通りに行くかは分からない。
- 色々と来年の計画を立てていたが、「来年のことを言えば鬼が笑う」と悟り、目の前の課題に集中することにした。
ことわざの由来:
このことわざの由来には諸説あり、明確なことはわかっていません。
- 未来の不確実性を戒める意味で、江戸時代ごろから使われるようになったという説
- 鬼でさえも未来を予測できないのだから、人間が来年のことを言うのは滑稽であるという意味とする説
- 昔話において、お坊さんが「来年になったら歯が生えてくる」と言って鬼を笑わせたことが由来とする説
類似のことわざ:
- 明日は明日の風が吹く
- 案ずるより産むが易し