ことわざの意味
物事を始めるには多くの苦労や時間が必要だが、終わるのはあっという間であることのたとえ。また、築き上げるには時間がかかるが、崩れるのは一瞬であることのたとえ。
用例
- 念願のマイホームも、火事にあえば「上り一日下り一時」だ。
- 資金繰りに苦労して会社を大きくしたが、倒産するのは「上り一日下り一時」だ。
ことわざの由来
由来ははっきりしていませんが、山道を上るには時間がかかるが、下るのはあっという間であることから生まれたと考えられています。
類似のことわざ
- 蟻の思いも天まで
- 楽は苦の種、苦は楽の種
- 艱難汝を玉にす
英語の類似のことわざ
- It takes years to build castles, but a day to destroy them. (城を築くには何年もかかるが、破壊するのは一日だ)
- Easy come, easy go. (悪銭身につかず)