ことわざの意味
浅はかな知恵しか持たないものが、深い知恵を持つものの偉大さがわからずに馬鹿にするさま。
用例
- 彼は何も知らないくせに、専門家を馬鹿にする。まさに猿が仏を笑うとはこのことだ。
- 素人がプロの作品を批評するなんて、猿が仏を笑うようなものだ。
ことわざの由来
仏教において、猿は愚かさの象徴として描かれることがあります。そこから、自分の愚かさを自覚せずに、賢い人を馬鹿にする行為を「猿が仏を笑う」と表現するようになったと考えられます。
類似のことわざ
- 目糞鼻糞を笑う
- 井の中の蛙大海を知らず
- 無知の知
英語の類似のことわざ
- The pot calling the kettle black. (自分の欠点に気づかず、他人の欠点を指摘する)
- Ignorance is bliss. (知らぬが仏)