実るほど頭の下がる稲穂かな(みのるほどあたまのさがるいなほかな)

ことわざの意味
稲は実が熟してくると、穂が重くなり、頭(穂先)が垂れてくる。人間も同じように、学問や徳を積んだ人ほど謙虚であるということ。

用例

  • 彼は、実績もあるのにいつも謙虚だ。「実るほど頭の下がる稲穂かな」という言葉がぴったりだ。
  • 部長は、誰に対しても分け隔てなく接する。「実るほど頭の下がる稲穂かな」とは、まさに彼のことを言うのだろう。

ことわざの由来

稲は実が熟すと穂が重くなり、自然と頭が垂れてくる様子から、人格者が謙虚である様子を例えたことわざです。作者や成立年代は不明ですが、江戸時代から使われています。

類似のことわざ

英語の類似のことわざ

  • Still waters run deep.(静かなる水は深きを走る)