十人十色(じゅうにんといろ)

ことわざの意味
人の考え方や好みは、人それぞれで違うということ。

用例

  • 服の好みは十人十色だから、色々なお店を見て回ろう。
  • みんな違ってみんな良い。「十人十色」というように、お互いの個性を尊重することが大切だ。

ことわざの由来

このことわざは、江戸時代の書物「浄瑠璃・妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」に使われた一説とされています。もともと「十人十色」という言葉が使われていたわけではなく、様々な色のことを表す例えとして使われ、そこから人の個性や様子の違いを表す言葉として使われるようになったとされています。

類似のことわざ

英語の類似のことわざ

  • So many men, so many minds.(人それぞれ、考え方もそれぞれ。)
  • Variety is the spice of life.(多様性は人生のスパイス)

ことわざを使った文学作品

妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん):人形浄瑠璃、歌舞伎の演目。