初心忘るべからず(しょしんわするべからず)

ことわざの意味
物事を始めたときの謙虚で真剣な気持ちを、いつまでも忘れてはいけないという戒め。

用例

  • 彼はどんなに地位が高くなっても、「初心忘るべからず」をモットーに、常に謙虚な姿勢を崩さない。
  • 創業時の苦労を忘れずに、「初心忘るべからず」の精神で事業に取り組む。

ことわざの由来

室町時代の能役者・作者である世阿弥の言葉。「花鏡(かきょう)」という書物に出てくる言葉で、能の道だけでなく、広く一般的に使われるようになりました。世阿弥は、能の道において、初心を忘れてしまうと成長が止まり、衰えてしまうと説いています。

類似のことわざ

  • 最初の志を忘れない
  • いつまでも若葉マーク

英語の類似のことわざ

  • Remember where you came from.(自分がどこから来たのかを思い出せ)
  • Never forget your roots.(ルーツを忘れるな)