ことわざの意味
人を連れ戻しに行った者が、かえって先方に引き込まれてしまうこと。また、人を説得しに行った者が、逆に相手に説得されてしまうこと。
用例
- 息子を連れ戻しに行った父親が、いつの間にか息子と意気投合して遊び呆けていた。まさにミイラ取りがミイラになったものだ。
- 友人を説得しに行ったはずが、いつの間にか自分もその考えに賛同してしまった。ミイラ取りがミイラになるとはこのことだ。
ことわざの由来
このことわざの由来は定かではありませんが、人を連れ戻したり説得したりする行為には、自分自身も影響を受けてしまう危険性があることを示唆しています。
類似のことわざ
- 藪をつついて蛇を出す
- 泥沼に足を踏み入れる
- 火中の栗を拾う
英語の類似のことわざ
- To be hoist with one’s own petard. (自分の仕掛けた爆弾で自滅する)
- To go for wool and come back shorn. (羊毛を取りに行って、毛を刈られて帰ってくる)