遠交近攻(えんこうきんこう)

ことわざの意味
遠方の国と親しくして、近い国を攻め取る外交政策で、中国の戦国時代に范雎(はんしょ)が唱えた。秦(しん)がこれを取り入れた。

出典について

「史記-范雎」 もと魏の臣であった范雎が秦王に、秦から遠い齊(せい)や楚とは同盟し、近い韓(かん)・魏・趙などを攻めよとすすめ、秦はこれにより6国を滅ぼしたということから出た言葉。

ことわざに関連する人物の詳細

范雎(はんしょ)は中国、戦国時代秦の宰相。生没年不詳。字は叔。諸国を遊説し、はじめ魏の大夫に仕えたが、異心があると疑われて、秦に逃れ、昭襄王に仕えて遠交近攻の策を献じた。