臍が茶を沸かす(へそがちゃをわかす)

ことわざの意味
可笑(おか)しくて堪(たま)らない、また、馬鹿馬鹿しくてしかたがないということ。主に、嘲(あざけ)りの気持ちを込めて使う。
例:「ちゃんちゃらおかしくて、臍が茶を沸かすぜ」

ことわざの補足

大笑いして腹が捩(よじ)れる様子を、湯が沸き上がるのに似ているとして言われた言葉という。

類似のことわざ

  • 臍がくねる
  • 臍が笑う
  • 臍が西国(さいこく)する
  • 臍が宿替えする
  • 臍が縒れる
  • 臍茶

用例について

伎・役者三津物「いつもかはらぬ古格とは、イヤハヤ臍が茶をわかす」

出典について

  1. 役者三津物(やくしゃみつもの) 役者評判記。享保19年(1734)。
  2. 糸桜本町育(いとざくらほんちょうそだち) 浄瑠璃。紀上太郎(きのあがたろう)。安永6年(1777)。角書きは「姉は二十一妹は二十」。本町糸屋の姉お房の許婚(いいなずけ)が、妹の小糸と結ばれる。