浮世の苦楽は壁一重うきよのくらくはかべひとえ
灯心で竹の根を掘るとうしんでたけのねをほる
父母の恩は山よりも高く海よりも深しふぼのおんはやまよりもたかくうみよりもふかし
木石に非ずもくせきにあらず
浮き世は心次第うきよはこころしだい
楽しみ尽きて悲しみ来るたのしみつきてかなしみくる
春海秋山はるうみあきやま
替え着なしの晴れ着なしかえぎなしのはれぎなし
木から落ちた猿きからおちたさる
朝駆けの駄賃あさがけのだちん
蚤の息さえ天へ昇るのみのいきさえてんへのぼる
蝦の鯛交じりえびのたいまじり
諍い果てての乳切り木いさかいはててのちぎりぎ
親は泣き寄り他人は食い寄りおやはなきよりたにんはくいより
盗人を捕らえて見れば我が子なりぬすびとをとらえてみればわがこなり
運を待つは死を待つに等しうんをまつはしをまつにひとし
選んで粕を掴むえらんでかすをつかむ
破れ鍋に綴じ蓋われなべにとじぶた
目で殺すは殺生の他めでころすはせっしょうのほか
馬鹿を笑うも貧乏を笑うなばかをわらうもびんぼうをわらうな