顰に効う(ひそみにならう)

ことわざの意味
事の善し悪しを考えず、徒(いたずら)に人真似(まね)をする。また、人に倣って行動することを謙遜して使う。

類似のことわざ

出典について

荘子-天運」 中国、春秋時代の越の美女西施(せいし)が病んで咳き込みながら顔を顰(しか)めた様子を見て、眉を顰めれば美しく見られると思い、女たちがその顔を真似た。

ことわざに関連する人物の詳細

西施(せいし)は、中国春秋時代、紀元前5世紀ごろの越の国の美女。生没年不詳。呉に敗れた越王勾践(こうせん)は西施を呉王夫差(ふさ)に献上、夫差がその容色に溺れた隙を突いて呉を滅ぼしたと伝えられる。→参照:傾国