蛙の子は蛙(かえるのこはかえる)

ことわざの意味
なにごとも子は親に似るものだということ。子は親の進んだ道を歩むものだ。また、凡人の子はやはり凡人だというときにも使う。
誉める言葉としてではなく、貶す言葉として使うことが多い。自分の子を謙遜して言うのは問題ないが、他人の子については失礼に当たるので使わない方が無難。

類似のことわざ

類似の英語のことわざ

  • Like father, like son.(この父にしてこの子あり)

対義のことわざ

用例について

籾井家日記「信長は底意のむごき大悪人に候。信忠の世にさへなり候はばと、かねて存じ暮らしても候が、蛙の子の魚に似て蛙になるを見れば、頼みなし。」

用例の出典

籾井家日記(もみいけにっき)は風土記。籾井五郎右衛門。江戸初期(1600年代)か? 八上城主波多野秀治一家の興亡史で、高城軍記あるいは丹波戦記ともいうべきものである。八上の落城後、波多野の姓を現わすのを憚(はばか)って、家臣籾井五郎右衛門等が高野山中に隠れ、籾井家日記と称して書き残したもの。