殷鑑遠からず(いんかんとおからず)

ことわざの意味
戒めとすべき失敗の前例は、昔の文献に因らなくとも、手近なところにあるものだ。

出典について

詩経-大雅・蕩」「殷鑑不遠、在夏后之世」 殷の紂王(ちゅうおう)が戒めとすべきだった鑑(=手本)は遠い昔にあったのではなく、すぐ前代の夏(か)の桀王(けつおう)が悪政で滅びたことにあったのだという詩の一説から出た語。