【ああ】〜【あく】

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・ああ言えばこう言う(ああいえばこういう) 他人の意見や見解に対して何かと理屈(屁理屈)を言って従わない。 類:●右と言えば左

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・哀哀たる父母、我を生みて劬労す(あいあいたるふぼ、われをうみてくろうす) 哀しくも労(いたわ)しい父母は、私を生み育てるのに大変な苦労を重ねられた。子が親の死を悼み、その恩に報いることができなかったことを嘆くこと。孝子が親を慕う心情を歌う句。 出典:「詩経−小雅・蓼莪(りくが)」「蓼蓼者莪、匪莪伊蒿、哀哀父母、生我劬労
・合縁奇縁
(あいえんきえん) 《四熟》 主に男女の出会いや友人との巡り合いに用い、結婚したり親しくなったりするのもしないのも、全て因縁(いんねん)によるということ。 類:●縁は異なもの味なもの袖振り合うも多生の縁躓く石も縁の端●なにごとも縁
・愛多ければ憎しみ至る(あいおおければにくしみいたる) 特別に可愛がられることが多ければ、その一方で必ず人から憎まれるようになる。 出典:「亢倉子−用道」「恩甚則怨生、愛多則憎至」 出典:亢倉子(こうそうし) 道家の書。天宝元年(742)。二巻。周の庚桑楚(こうそうそ)の著と言われたが、唐の王士元の偽撰とされる。
・哀毀骨立
(あいきこつりつ) 《四熟》 悲しみのあまり痩せ細り、骨ばかりになる。父母の死などで非常に悲しむことの喩え。 類:●毀瘠骨立●形鎖骨立●羸瘠骨立 出典:「世説新語−徳行・一」「王戎雖不備礼、而哀毀骨立」 例:「哀毀骨立の風体(ふうてい)」 ★「哀毀」は、悲しみのあまり身体を壊す、また、痩せ細ること。「骨立」は、痩せて骨ばかりになること。
・相客に心せよ
(あいきゃくにこころせよ) 「相客」とは同席した客のこと。同席者には気を配りなさいということ。 ★利休七則の一つ。
・愛敬付き合い
(あいきょうづきあい) 親身でない、通り一遍の付き合い。 類:●商売付き合い●義理の顔出し●愛敬ぼくろ
・哀鴻遍野(あいこうへんや) 《四熟》 悲しげに鳴くヒシクイが野にたくさんいる。到るところに呻(うめ)き苦しむ声が聞こえ、行き場を失った被災者・難民が溢(あふ)れていることの喩え。 類:●遍地哀鴻 出典:「詩経−小雅・鴻雁」「雁于飛、鳴嗷嗷」
・挨拶は時の氏神
(あいさつはときのうじがみ) 争いごとの仲裁を買って出てくれる人は、その場にとって氏神さまのように有り難い存在である。仲裁人の取り成しには従うべきである。 類:●仲裁は時の氏神橋渡しは丸太ん棒でも ★ここでの「挨拶」は、仲裁のこと。
・愛想(あいそ) 1.人に対する応対の仕方。好感を持たれる言葉遣い・表情・態度など。 例:「愛想がない態度」 2.人を喜ばせるための言葉や振る舞い。 類:●お世辞●愛嬌(あいきょう) 例:「お愛想を言う」 3.相手に抱いている好意や親しみ。 例:「
愛想が尽きる」 4.特別な心遣いや持て成しなど。また、気を利かして与える金品。 例:「何のお愛想もございませんで…」 5.飲食店などの勘定・勘定書。 ★「あいそづかし」の略で、これを見るとあいそが尽きるの意からという。もと関西の語<国語大辞典(小)> ★「あいそう」を短く呼んだもの。現代では「あいそ」が一般的であるが、「あいそう」とも。愛らしい、親しみのこもった様子の意で、「愛相」が本来の表記という<国語大辞典(小)>
・愛想が尽きる
(あいそがつきる) それまで持っていた好意や愛情がすっかり失せてしまうこと。 類:●愛想も小想(こそ)も尽き果てる●愛想尽(づ)かし
・開いた口が塞がらない(あいたくちがふさがらない) 呆れ返ってものが言えない。 類:●話にならない 用例:浄・仮名手本忠臣蔵「師直はあいた口塞がれもせずうつとりと」
・開いた口に餅
(あいたくちにもち) 思い掛けない幸運に恵まれること。 類:●棚から牡丹餅
・愛多憎生(あいたぞうせい) 《四熟》 恩や愛情が深過ぎると、第三者の妬(ねた)みや憎しみを買い、身の破滅を招き易い。度を越した愛情は慎まなければならないということ。 類:●愛多憎至●愛多ければ憎しみ至る 出典:「亢倉子−用道」「恩甚則怨愛多至」
・間に立つ
(あいだにたつ) 両者の間に入って、仲を取り持つ。仲介する。 類:●間に入る
・相槌を打つ(あいづちをうつ) 鍛冶が向かい合って槌を打つところから、相手の意向に合わせる。人の話に同意する。
・相手変われど主変わらず(あいてかわれどぬしかわらず) 相手は次々に変わっても、こちらは相変わらず同じことを繰り返している。
・相手に取って不足はない
(あいてにとってふそくはない) 自分の相手として十分対抗できるほどの力量を持っている。互角に渡り合える相手である。 例:「去年の優勝者か。相手に取って不足はない」
・相手のさする功名
(あいてのさするこうみょう) 自分が優(すぐ)れているためでなく、相手が劣っていたり、失敗したりしたために得る意外な功名や手柄。
・相手のない喧嘩はできぬ
(あいてのないけんかはできぬ) 喧嘩は受けて立つ者がいて初めて成り立つのであって、 一方がどんなにいきり立っても、相手にしなければ喧嘩になりようがない。喧嘩を売られても相手になるなという戒(いまし)め。 類:●一人喧嘩はならぬ●相手なければ訴訟なし●It takes two to make a quarrel.(喧嘩には二人が必要)「英⇔日」対照・名言ことわざ辞典
・相手の持たする心
(あいてのもたするこころ) 相手の持っている心がこちらに影響を及ぼすという意味で、相手の出方次第でこちらの出方を決めようとする。 類:●相手の出方次第
・生憎(あいにく) 1.こちらの目論見(もくろみ)と違ったり、目的と合わなかったりで、具合いの悪い。折り合わないこと。 用例:滑・浮世風呂−二「此頃はあひにくに商が隙でのや」 例:「あいにくな天気(=雨模様)」 2.都合の悪いことに。折悪しく。 用例:人情・春色梅児誉美−四「夕べはあいにく客人が落合ひなんして」 
★「あやにく」の変化。「あや」は感動詞、「にく」は「にくし」の語幹<国語大辞典(小)>
・相盗人
(あいぬすびと) 一緒に計画を立てた盗人同士の意味で、密かに謀り合った仲間。 類:●同じ穴の狢●臭(くさ)い仲
・愛の鞭(あいのむち) 一見厳しいものに見受けられるが、実は、叱咤(しった)激励を旨としている言葉や行為。主に、師や親などからの教導の言葉や行為を指して言う。
・愛は世の中を動かす
(あいはよのなかをうごかす) 他人や他国への愛が、世の中を円満に保つ元だということ。愛と理解によって、世界はもっと住み良いものになるということ。 反:■Money makes the world go round. ★英語の諺Love makes the world go round.から。
・愛別離苦
(あいべつりく) 《四熟・仏教用語》 八苦の一つ。愛する人と別れるときの苦しみ。 類:●哀別悲離(あいべつひり) 出典:
五王経(ごおうきょう) 経典。「仏説五王経」。・・・調査中。
・曖昧模糊(あいまいもこ) 《四熟》 ものごとの輪郭がはっきりしないで、ぼんやりしている様子。 類:●あやふや
・相俟って(あいまって) 二つ以上の事が、お互いに作用し合って。お互いの力によって。多く、プラスに働く場合に用いる。 類:●相乗効果 例:「両々相俟って」 ★二つ以上の事柄がいっしょになって、ある結果をひき起こす場合などにいう<国語大辞典(小)> ★「俟つ」は期待する意<新明解国語辞典(三)>
・相身互い
(あいみたがい) 同じ境遇や状況に置かれた人同士が、お互いに同情し合い、助け合うこと。また、そのような間柄であること。 類:●世は相持ち 例:「女は相身互い」 
★「相身互身(あいみたがいみ)」の略<国語大辞典(小)>
・足のほろほろ
(あいやのほろほろ)[=ほほら・ほほろ・ぼらぼら・ぼろぼろ] よちよち歩きの幼児に対して使う。手を引いて歩かせるときに言う言葉。「あんよは上手」の類。あいやぼろぼろ。 
★「ほろほろ」はぶらぶら漫歩するさまをいう語とも、調子をとるために添えた語ともいう<国語大辞典(小)>

−−−−−−−あう(#au)−−−−−−−
・会うも不思議会わぬも不思議
(あうもふしぎあわぬもふしぎ) 元々占いや夢には根拠がないのだから、当たってもそれはむしろ不思議というべきであるということ。 類
:会うも夢会わぬも夢当たるも八卦(はっけ)当たらぬも八卦
会うは別れの始め
(あうはわかれのはじめ)
・阿吽の呼吸
(あうんのこきゅう) 二人以上が同時に何かをするときの、相互の微妙な調子や気持ち。また、それがぴったり合うこと。絶妙なタイミング。 類:●つうと言えばかあ ★インド古語のサンスクリット語の「a(阿)」と「hum(吽)」は、悉曇(しったん=日本の五十音表に似せたもの)では、それぞれ最初の音と最後の音。「阿吽の呼吸」は、最初から最後まで全てにおいて呼吸の合う心の通じ合った関係のこと。

−−−−−−−あお(#ao)−−−−−−−
・青息吐息
(あおいきといき) 《四熟》 窮地に追い込まれて、苦しみ困った時に吐く溜息。また、それが出るような追い込まれた様子。 類:●青菜に塩蛞蝓(なめくじ)に塩●青菜を湯に浸(つ)けたよう 用例:浄・菅原伝授手習鑑「物をも得言はず青息吐息、五色の息を一時に」
・仰いで天に愧じず(あおいでてんにはじず) 自分の心に少しも疾(やま)しいところがない。 出典:「孟子−尽心・上」「仰不愧於天、俯不
於人」
・青い鳥
(あおいとり) 1.メーテルリンクの童話。2.転じて、幸福。幸福は本人の身近にあるということ。希望など。
・青男
(あおおとこ) 年が若く、未熟な男。 類:●
青二才
・青柿が熟柿弔う
(あおがきがじゅくしとむらう)[=腐(くさ)す] 1.熟した柿が落ちたのを、まだ青い柿が弔うこと。今はまだ青い柿も、いずれ熟柿となって木から落ちる。青柿も熟柿も、然(さ)して違わない。 類:●年々歳々花相似たり 2.似たり寄ったりの者が、少しばかりの優劣をとやかく言うこと。 類:●蝙蝠が燕を笑う猿の尻笑い目糞鼻糞を笑う
・青き眼
(あおきまなこ) 気に入った人や好きな人を迎えるときの、涼しくて気持ち良い目付き。 類:●
青眼 故事:晋書−阮籍伝」 阮籍(げんせき)は、気に入らない客のことは白眼で見、気に入った客は青眼で迎えた。
・青臭い(あおくさい) 1.(どちらかというと悪い意味で)青草のような匂いがする。生々しい、嫌な匂いがすること。2.未熟である。経験が足りなくて幼稚である。 類:●小便臭い 例:「青くさい議論」
・青筋を立てる
(あおすじをたてる)[=張(は)る] 顔面(こめかみなど)に静脈を浮き出させる。激しく怒ったり、興奮したりしている様子を表わす。 類:●怒髪天を衝(つ)く●顔面朱を注ぐ●怒りに声も出ず●腸(はらわた)が煮え返る
・青竹の手摺り(あおだけのてすり) 若いのに似合わず、世事に悪い方向に擦れている者。主に、女性に用いる。 類:●擦れ枯らし 
★「青竹」は若い人、「手摺」は、すれている、の意から<国語大辞典(小)> 
・青田買い
(あおたがい) 水稲の米が実る前の青い葉のうちに、その田の収穫量を見越して先買いすることから転じて、学校の卒業が決まらないうちに、企業などが採用を決めてしまうこと。 類:●青田刈り●不見転(みずてん)買い ★「青田刈り」は、誤用から一般化しつつある。
・青田から飯になるまで水加減(あおたからめしになるまでみずかげん) 稲は育成から収穫まで水加減に左右され、収穫後、米になってからも炊飯の良し悪しは水加減で決まる。どんなことも加減が大切であり、やり過ぎは良くないということ。
・青田の先売り
(あおたのさきうり) まだ米が実らないうちに収穫量を予想して産米を売ること。転じて、先を見越して物を売ることの喩え。
・青海苔貰うた礼に太太神楽を打つ(あおのりもろうたれいにだいだいかぐらをうつ)[=代わりに〜] 安価なものを貰って、多額な返礼をすることの喩え。 
★「青海苔」は、伊勢の名産で、伊勢参宮の土産物。「太々神楽」は、伊勢神宮に奉納する神楽。主客を逆にして、「青海苔やった礼に太々神楽」ともいう<国語大辞典(小)>
・青天井
(あおてんじょう) 青空を天井に見たてていう言葉。限度がないこと。相場などが果てしなく上がる状態にも使う。 類:●露天●野天
青菜に塩(あおなにしお)
・青二才
(あおにさい) 年が若く経験に乏しい男を卑(はずか)しめていう。 類:●
青男●青臭い男●嘴が黄色い ★「青」は未熟の意、「二才」は若者の意の「新背(にいせ)」の変化したものという<国語大辞典(小)>
青は藍より出でて藍よりも青し(あおはあいよりいでてあいよりもあおし)
・青柳の眉
(あおやぎのまゆ) 女性の眉を青柳の細い葉に見立てた言葉。形の良い女性の眉毛のこと。 類:●柳眉(りゅうび)
・障泥を打つ(あおりをうつ) 鐙(あぶみ)で障泥を蹴って馬を急がせる。
・煽りを食う
(あおりをくう) 相手の態度や威勢に影響される。また、状況の変化や現象の影響を受ける。 類:●巻き添えを食う

−−−−−−−あか(#aka)−−−−−−−
・赤い着物を着る
(あかいきものをきる)・仕着せを〜 かつて受刑者は赤い服を着せられたことから、刑務所に服役すること。入獄すること。 ★現在では廃れてしまった言葉。
・赤い信女
(あかいしんにょ) 未亡人の異称。 用例:雑俳・折句式大成「石塔の赤ひ信女がまた孕み」 
★夫に死なれた妻は他家へ嫁がないとして、戒名を受け、夫婦連名で石塔などに戒名を彫りつけ、妻のほうは朱を塗りこめておいたところからいう<国語大辞典(小)> 用例の出典:折句式大成(おりくしきたいせい?) 俳句集。・・・調査中。 
・赤い手絡
(あかいてがら) 新夫人。新妻(にいづま)。 
★結婚した女の、結い初めの丸髷(まるまげ)の根元などにかける赤色のきれ地から転じて<国語大辞典(小)>
・赤犬が狐を追う(あかいぬがきつねをおう) 赤犬と狐は毛色が似ていて、どっちが追う者で、どっちが追われる者が区別が付かない。2つのものの区別が付け難いことの喩え。善悪や優劣の判断がし難いことの喩え。 類:●甲乙付け難い●負けず劣らず五分五分似たり寄ったりどっこいどっこい
・赤馬
(あかうま) 1.赤毛の馬。2.地獄の、赤い馬頭人身の獄卒。3.浄瑠璃社会の隠語で、酒のこと。4.花柳界(かりゅうかい)の語で、月経のこと。5.〔隠語〕 火事、または、放火。
・赤烏帽子
(あかえぼし) 赤塗りの烏帽子のこと。普通は黒塗りであることから、変わったものを好む性質、または、そのような人の喩え。 例:「亭主の好きな赤烏帽子
・足掻きが取れない
(あがきがとれない) 動作が自由にならない。講じるべき手段、方法、方策がない。 類:●二進(にっち)も三進(さっち)も行かない●動きが取れない●手も足も出ない暗礁に乗り上げる
・赤き心(あかきこころ)・明き心 「赤」は、裸、あるがままの意味。嘘偽りのない心。真心(まごころ)。 類:●赤心(せきしん)●赤誠●丹心 出典:「後漢書―光武紀」 
★「赤心(せきしん)」を訓読した語か<大辞林(三)>
・赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる) 赤ん坊のうちはまだはっきりした特徴がないので、似ていると思って見れば、どこの誰にでも似て見えるものだということ。 ★「七国七里」は、諸所方々のこと。 参考:「幼子の顔は七回変わる」などと言われる。
・赤子の手を捻る
(あかごのてをひねる・ねじる)[=腕を〜] 1.抵抗力のない者や弱い者に暴力を振るう。2.容易(たやす)くできることの喩え。 類:●訳もないちょろい 例:「あいつを騙すのなんて赤子の手を捻るようなもの」
・赤子を裸にしたよう(あかごをはだかにしたよう) ひ弱で抵抗力がない。頼るところがない。
・藜の羹
(あかざのあつもの) アカザを実にした汁。転じて、粗食(そしょく)のこと。
・赤字
(あかじ) 赤い色の字。不足額を表わす数字を赤色で記入することから、収支決算で支出が収入より多いこと。マイナス。欠損。 
反:黒字
・証が立つ
(あかしがたつ) 無実が証明される。 類:●明かりが立つ
・開かずの間(あかずのま)[=開けずの間] 普段は開けることを許されない部屋。不吉な事があって閉ざされたままになっているような部屋や使用禁止の部屋。 類:●開かずの門
・上がったり(あがったり) 商売などがまったく揮(ふる)わないで、どうしようもなくなった様子。また、ものごとが駄目になることにも使う。 類:●お手上げ 
★動詞「あがる(上)」に完了の助動詞「たり」がついて一語化した語<国語大辞典(小)>
・上がったり大明神(あがったりだいみょうじん) 商売などに失敗して、他人から相手にされなくなること。 類:●お手上げ 
★多く、職人などが失職したときに用いる語。
・垢で死んだ者はない
(あかでしんだものはない)[=に食われても死にはせず] どんなに垢だらけになっても死にはしない。
・赤螺の壷焼き
(あかにしのつぼやき) 「栄螺(さざえ)の壺焼き」と称して赤螺の肉を入れて売ることで、一般に、贋物(にせもの)のこと。
・赤螺屋吝兵衛
(あかにしやけちべえ) とても吝(けち)な者のこと。しっかりと蓋(ふた)を閉じた赤螺の貝の形が、銭を握って離さない拳の形ににていることから言われた。 類:●けちんぼ●しわんぼ●吝嗇(しわい)屋吝兵衛 用例:咄・吝嗇屋「けちの事を『赤螺屋』とか『吝嗇』、『六日知らず』、『しみったれ』、『我利我利亡者』なんと言う」 用例の出典:吝嗇屋(しわいや) 古典落語。成立年不詳。けちな男がけちな大家にその極意を聞くというもの。2人の掛け合い。
・垢抜ける(あかぬける) 容姿や態度などが洗練されて素人離れすること。都会風にすっきりと洗練されること。 類:●灰汁(あく)が抜ける 例:「垢抜けた身なり」
・飽かぬ仲
(あかぬなか) 一緒にいても嫌にならない間柄。親密な仲。 類:●好い仲
・赤の他人(あかのたにん) まったく縁のない他人。 類:●路傍(ろぼう)の人●無縁の人 ★「赤」は「明」と同根であり、色ではなく「明らかに」の意味を表わす。「赤裸(あかはだか)」「赤っ恥(ぱじ)」「真っ赤な嘘」なども同様に使われる。
・垢は擦るほど出る(あかはこするほどでる) → 叩けば埃が出る
・吾が仏尊し
(あがほとけとうとし) 自分の尊敬する者だけを尊び、他を軽んじる。
・赤松打ち割ったよう
(あかまつぶちわったよう)[=走らかしたよう] 体格ががっちりしている。また、気性がさっぱりとしている。
・赤目釣る
(あかめつる)・吊る 血走った目を吊り上げるということで。 1.怒って相手を睨み付ける。2.顔を赤らめる。赤面する。
・垢も身のうち
(あかもみのうち) 垢というものは元々身体の一部分だったのだから、無闇に落とすものではない。長湯の人を冷やかして言う。
・上がり
(あがり) 1.出来上がり。仕上がり。 例:「器の色の上がりが良い」 2.収益。 例:「興行の上がりが少なかった」 3.終わり。ゲームなどで最初に終わって勝者になる。 例:「今夜はもうこれで上がりだ」「6が出れば上がりだ」 4.飲食店の用語で、お茶のこと。 類:●上がり花 ★遊郭では客が出入りする際にはお茶を出していた。一番最初に出すお茶のことを「お出花」、一番最後に出すお茶を「上がり花」と呼んでいた。
・上がり口が高い
(あがりぐちがたかい) 家の中へ入り難い。 類:●敷居が高い
・上がりを請ける(あがりをうける) 相場で、安値の時に商品を買っておき、上がった時に売って儲けること。 反:■下がりを請ける
・明るけりゃ月夜だと思う(あかるけりゃつきよだとおもう) 外が明るければ、いつでも月が出ていると単純に思い込むように、世間知らずでものごとの考えが浅いことの喩え。深く考えない者を嘲(あざけ)って言う。 類:●団子さえ食えば彼岸だと思う●単細胞●浅はか
・垢を抜く
(あかをぬく) 1.垢を落とす。2.転じて、汚名や恥辱を雪(すす)ぐ。 類:●証を立てる●垢を脱ぐ
・あかんべい・あかんべえ 指先で下瞼を下方に押さえて瞼の裏の赤い部分を出して見せる。軽蔑や拒否の気持ちを表わすしぐさ。 類:●あかすかべい●めあこう●めかこう 
★「あかめ(赤目)」から。「あかんべえ」「あかんべ」とも<国語大辞典(小)>

−−−−−−−あき(#aki)−−−−−−−
・飽きが来る
(あきがくる) だんだん嫌になる。興味がなくなってくる。 類:●秋風が立つ
・秋風が立つ
(あきかぜがたつ) 1.秋の風が吹き始める。2.だんだん嫌になってくる。特に、男女間の愛情が薄らいできたことについて言う。 類:●秋を吹かす●嫌気(いやけ)が差す熱が冷める 
★「秋」を「飽き」にかけて<国語大辞典(小)>
・秋鯖は嫁に食わすな(あきさばはよめにくわすな) ⇒
秋茄子は嫁に食わすな
・空き店の恵比寿様
(あきだなのえびすさま) 「空き店」は、人が住んでいない家のこと。相手もいないのに一人で悦に入(い)っている人。また、誰もいない所に一人で居座り、頑張っている人。
・空き樽は音が高い
(あきだるはおとがたかい) 空の樽は叩くと高い音を立てる。同様に、軽薄な者ほど、滔々(とうとう)と知識をひけらかすものである。 類:●浅瀬に徒波転(こ)け徳利(どっくり)●枝葉の繁りは実少なし●The worst wheel always creaks most.
・商い三年
(あきないさんねん) 1.商売は、始めてから少なくとも三年くらい経たなければ軌道に乗らず、利益を出すことができないものである。 類:●売り出し三年 2.ものごとはすぐに上手くゆくものではなく、暫くの間は我慢しなさいということ。 類:●首振り三年ぽつぽつ三年波八年櫓三年に棹八年
・商いは牛の涎
(あきないはうしのよだれ) 商売をするのなら、牛の涎が細く長く垂れるように、気長に辛抱しなさいという教訓。儲けを急ぎ過ぎるなということ。
・商いは数でこなせ
(あきないはかずでこなせ) 商売は薄利多売(はくりたばい)が本道であるということ。利益は少なくして、たくさんの数を売るのがこつだという教え。
・商いは門門
(あきないはかどかど) 商売はそれぞれの客を見て、それぞれに応じた品物を売るのが、肝心であるということ。
・商いは草の種
(あきないはくさのたね) 商売というものは、草の種ほど種類が多いということ。
・秋茄子は嫁に食わすな
(あきなすはよめにくわすな・あきなすびは〜) 1.秋茄子は味が良いから嫁には食べさせるなのという意味で、姑の嫁いびりとするのが一般的な通説。2.逆に「秋茄子は体を冷やす」、「秋茄子は種子が少ないから子種が少なくなる」などという理由で、嫁に食わすなと解釈する説もある。 ★江戸時代中期の伊勢貞丈という礼法指南役も、その著書『安斎随筆』のなかで、「子宮を痛めるから、秋茄子は嫁の身体に良くない」といっている<雑学庫[知泉] 参考文献:安斎随筆(あんざいずいひつ) 随筆集。伊勢貞丈(さだたけ)号は安斎。1770〜1783頃か。32巻。有職故実、漢字の訓読みの正誤など、制度文物一般について考証したもの。 ★「嫁」は「嫁が君」つまり「鼠(ねずみ)」のこととする説もある。 参考:夫木和歌抄「秋なすび わささの粕につきまぜて よめにはくれじ 棚におくとも」
秋の扇
(あきのおおぎ)
・秋の鹿は笛に寄る
(あきのしかはふえによる)[=心を乱す] 秋季、牝鹿は、鹿笛の音を牡鹿の鳴き声と勘違いして思い煩(わずら)う。転じて、自ら危険な状態に身を投じること。 類:●笛に寄る秋の鹿は儚い契りに命を失う
秋の日は釣瓶落とし
(あきのひはつるべおとし)
・秋の夜と男の心は七度変わる
(あきのよるとおとこのこころはななたびかわる) 男の愛情は変わり易い。 類:●男心と秋の空
・秋葉山から火事
(あきばさんからかじ) 防火の守り神として知られる秋葉山が火事になることもある。人を戒(いまし)め諭(さと)す立場の者が、自(みずか)その罪を犯すことの喩え。 類:●火消しの家から火事 ★「秋葉山」は、静岡県周智郡(しゅうちぐん=天竜川東岸)秋葉(あきは)山頂にある秋葉神社のこと。江戸時代から、防火の神として知られる。 ★「あきばさん」と濁(にご)るのは、江戸で言われた諺だから。
・明き盲
(あきめくら) 1.一見見えているようで、実は見えない目。また、その人。2.文字を読めない人。学のない人。文盲(もんもう)。3.見えていても物の存在や本質に気付かない人。転じて、ぼんやり者。
・空き家で声嗄らす
(あきやでこえからす)[=棒を振る] 無駄骨を折る。労しても功がない。 類:●縁の下の舞●縁の下の掃除番 
★人の住んでいない家で、案内を求めても返事がないというところから<国語大辞典(小)>
・空き家の雪隠
(あきやのせっちん) 肥え(=声)がないという洒落(しゃれ)で、応答がないことの喩え。
・諦めは心の養生
(あきらめはこころのようじょう) 失敗や不運はいつまで悔やんでいても仕方がない。くよくよするくらいなら、割り切って諦めてしまった方が精神衛生に良いということ。 類:●諦めが肝心●恨み心は我を削る 反:■杞憂
・呆れが宙返りをする
(あきれがちゅうがえりをする) 酷(ひど)く呆れ返る。 類:●呆れが礼に来る 用例:洒・辰巳婦言「何のこつた、あきれが宙返りをして、葺屋町川岸へ軽わざを出さア」
・呆れが礼に来る
(あきれがれいにくる)[=お礼] 呆れ返って、その上お釣りがくる。酷(ひど)く呆れる。 ★「呆れ」を擬人化した言い方。
・アキレス腱
(あきれすけん) 強力な者が持っている一か所の弱点。 類:●弱点 ★ギリシア神話の英雄アキレウスに由来する名。母親のテティスは生まれたばかりのアキレスを、冥府のステュクス川に浸(ひた)して不死の体にしようとしたが、手で掴んでいたため両足首だけは浸(つ)かっていなかった。アキレスは後のトロイア戦争で、パリス王子にその弱点を矢で射抜かれ命を落としたとされる。
・呆れもしない
(あきれもしない)[=せぬ]
  酷く呆れて言いようもない。 用例:雲形本狂言・鐘の音「あきれもせぬ事ぢゃ」 参考:雲形本狂言(くもがたぼんきょうげん) 文政末(1827−9)頃、山脇和泉元業(もとなり)書写になる、和泉流の古本(こほん)<太郎冠者> 用例の出典:鐘の音(かねのね) 狂言。各流。鎌倉で「かね(金)のね(値)」を聞いて来いと主に命じられた太郎冠者は、「鐘の音」と勘違いして、寺々の鐘の音を聞いて回り、帰って主に報告して叱られる。
・秋を吹かす(あきをふかす) 男女間の愛情が、冷めてきたことの喩え。 類:●秋風が立つ(吹く)●熱が冷める ★「秋」を「飽き」に掛けたもの。
・商人と屏風は曲がらねば世に立たず
(あきんどとびょうぶはまがらねばよにたたず)[=直(す)ぐに立たぬ] 屏風は折り曲げないと倒れてしまうように、商人も自分の感情を抑えて客の意向を汲(く)まなければ成功しないということ。 類:●人と屏風は曲がらねば世に立たず曲がらねば世が渡られぬ ★「あきんど」は、秋にやってくる人の秋人(あきびと)からの転。「商」の字を当てたのは、古代中国の殷(商)の都(大邑商)の人々が商売上手で、よく成功を収めたことによる。
・商人に系図なし(あきんどにけいずなし) 商人の出世は、家柄によるものではなく、その手腕によるものだということ。
・商人の空誓文(あきんどのからせいもん・そらせいもん) 商人の言動には駆け引きが多いから、信用し難(がた)いということ。
・商人の元値(あきんどのもとね) 商人の言う元値(=原価)は、どこまで本当なのかあてにならないということ。
・商人は牛の涎
(あきんどはうしのよだれ) 商人は利益は細くても、牛の涎のように、永続きすることを図るべきだということ。儲けを急ぎ過ぎるなということ。 類:●商いは牛の涎
・商人は木の葉も錦に飾る(あきんどはこのはもにしきにかざる) つまらない品物でも、立派なもののように思わせて、客に高く売り付けるのが商人の手腕であるということ。
・商人は腹を売り、客は下より這う
(あきんどははらをうり、きゃくはしたよりはう) 商人は、まず掛け値を言って次第に値引きして売り、客は初め安い値を言って徐々に値を上げていって買うのが習わしである。

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・悪衣悪食
(あくいあくしょく) 《四塾》 質素な衣服と粗末な食べ物。豊かでない生活の喩え。 類:●粗衣粗食 出典:「論語−里仁」「士志於道、而恥悪衣悪食者、未足与議也士」
・悪因悪果
(あくいんあっか) 《四熟》 悪いことをすれば、必ず悪い結果が出るということ。 類:●悪の報いは針の先(しし)食った報い 反:■善因善果
・悪縁契り深し(あくえんちぎりふかし) 良くない縁と分かっていても、そういう悪縁こそ、なかなか断ち切ることができないものだということ。 類:●腐れ縁は離れず●悪女の深情け
・灰汁が強い
(あくがつよい) 性格や言動、文章などが、独特のどぎつさやしつこさを含んでいて好ましくない。個性が強過ぎて馴染(なじ)めない。 類:●癖がある 例:「あの作家の文章はあくが強い」 ★「あく」は、普通、仮名で書く<大辞林(三)>
・灰汁が抜ける
(あくがぬける) 洗練されて厭味がなくなる。さっぱりとしている。 類:●垢抜けがする●渋皮が剥(む)ける
・悪逆無道(あくぎゃくむどう・あくぎゃくぶどう) 《四熟》 悪逆で道理に外れたこと。悪逆を強めていう言葉。 類:●悪業非道
・悪妻は百年の不作(あくさいはひゃくねんのふさく)[=六十年の不作] 性質の悪い妻は一生の不幸である。また、夫、子供だけではなく、子々孫々まで悪影響を及ぼす恐れがある。妻選びは慎重にせよということの喩え。 類:●悪婦破家●女房の悪いは六十年の不作 ★江戸期の川柳から。
悪事千里を走る(あくじせんりをはしる)
・悪事身にとまる
(あくじみにとまる)[=返る] 自分で犯した悪事は自分に戻って来る。 類:●天に唾(つばき)
・悪女の深情け
(あくじょのふかなさけ) 1.器量の悪い女性ほど、情が深いということ。 類:●The plainer the woman, the fiercer the love.  ★ここでの「悪女」は 器量の悪い女性のこと。 2.また、有り難迷惑の喩え。
・齷齪
(あくせく・あくそく) 1.心にゆとりがなく、目先にだけ心を奪われたように忙しくする様子。仕事ばかりに囚(とら)われて、十分な休養を取る暇がない様子。 用例:雑俳・筑丈評万句合「あくせくでかせいだ暮の餅の重」 ★多く、軽い批判や自嘲(じちょう)を伴う文脈で用いられる<新明解国語辞典5(三)> 2.心が狭く、小さいことに拘(こだわ)ること。 ★「あくさく」の変化<国語大辞典(小)> ◆齷齪の[元の意味] @歯と歯との間がせまいさま。Aさしせまるさま。B心のせまいさま。Cこせこせするさま。D《俗語》不潔なさま<学研漢和大字典> 用例の出典:筑丈評万句合(ちくじょうひょうまんくあわせ?) 雑俳。川柳、狂歌集。寛延元年(1748)。・・・詳細調査中。
・悪戦苦闘
(あくせんくとう) 《四熟》 1.強敵相手に、非常に苦しい戦いをすること。 2.困難な状況になり、それを乗り切るために大変な努力をすること。 例:「悪戦苦闘の末、契約を取り付けた」
・悪銭身に付かず
(あくせんみにつかず) 不正に得た金銭は、無駄なことに使われがちなので、すぐになくなってしまう。 
類:●Ill gotten, ill [soon] spent.<「英⇔日」対照・名言ことわざ辞典
・悪態を吐く
(あくたいをつく) 悪口を言う。 類:●憎まれ口を叩く
・悪天候を売る(あくてんこうをうる) 主に米相場で、天候が悪いと豊作が危ぶまれるため、買い注文が殺到する、その機会を狙って売りまくることをいう。 
反:■悪天候を買う
・灰汁どい(あくどい) 1.色や味、やり方などが諄(くど)くて嫌な感じである。 類:●諄い●どぎつい 用例:俳・
炭俵−下「同じ事老の咄しのあくどくて」 2.やり方が度を越していて質(たち)が悪い。悪辣(あくらつ)である。 例:「あくどいやり口」 ★「悪どい」と書くのは間違い。 ★「あく」は灰汁(あく)の意、「どい」は接尾語。あくが強い、の意<大辞林(三)> ★元関西方言という。 用例の出典:炭俵(すみだわら) 俳諧撰集。2巻2冊。志太野坡(やば)・小泉孤屋・池田利牛編。元禄7年(1694)刊。俳諧七部集の一つ。歌仙七巻、百韻一巻、蕉門の発句250余句を収録。巻頭は「梅が香にのっと日の出る山路かな」を発句とする松尾芭蕉・野坡両吟歌仙で、芭蕉晩年の風調を最もよく示した作とされる。高悟帰俗の精神に基づいた「軽み」の作風は後の俳壇に大きい影響を与えた。
・悪の小なるを以って之れを為すこと勿れ
(あくのしょうなるをもってこれをなすことなかれ) 仮令(たとえ)小さい悪事といえども、悪事は一切してはならない。小さい悪事も積み重なれば大悪となるということ。 出典:「小学−嘉言」「漢昭烈曰、勿以悪小而為之、勿以善小而不為」 漢の昭烈が我が子を戒(いまし)めた言葉。後に、蜀(しょく)の劉備も劉禅(りゅうぜん)に対して用いた。 出典:小学(しょうがく) 初学者課程の書。劉子澄(りゅうしちょう)が朱子に指導を受けて編集したもの。内外2編、全6巻。日常の掃除や応対、進退などの作法、修身道徳の格言、忠臣孝子の事績などを集めている。
・悪の報いは針の先
(あくのむくいははりのさき) 悪いことをした報いは、針先の周りを回るほどに速くその身にやってくる。悪事は長続きするものではないということ。 類:●因果は皿の縁(ふち)●因果覿面●因果歴然●天罰覿面
・握髪吐哺
(あくはつとほ) 《四熟》 為政者の、賢者を求める気持ちが強いこと。賢者の到来の折、待たせることなく直ぐ会うこと。 類:●吐哺握髪●握髪 
故事:史記−魯周公世家」 周公は、賢者の訪問を受けたら、洗髪の途中でも髪を手に握ったまま出ていって会い、また、一旦口に入れた食べ物でもそれを吐き出して直ぐに会った。 出典:「韓詩外伝」・「史記−魯周公世家」
・悪は延べよ
(あくはのべよ) 悪いと思うことは、すぐ止(や)めないにしても、一応延期しなさい。そうすれば事情がやがて変化して、やらなくても済むようになる。 
反:■善は急げ 用例:俳・毛吹草‐二「ぜんはいそげあくはのべよ」
・欠伸を噛み殺す
(あくびをかみころす) あくびが出そうなき、無理に押さえる。 類:●欠伸を押さえる
・悪法もまた法なり(あくほうもまたほうなり) 悪い法律であっても、法は法であるから、通用している間はそれを守らなければならないということ。 出典:ソクラテスが、罪を着せられて死刑を宣告されたとき、刑を受け入れ、毒杯を飲むときに言った言葉。
・悪木盗泉
(あくぼくとうせん) 《四熟》 悪木と呼ばれている木の陰にはひと時も休むべきではなく、盗泉と呼ばれる名の泉の水は誤っても飲むべきではない。どんなに苦しくても、道に外れるようなことはしないということ。 類:●熱しても悪木の陰に休まず●渇しても盗泉の水を飲まず武士は食わねど高楊枝鷹は飢えても穂を摘まず 出典@:陸士衡(陸機)「猛虎行」「渇不飲盗泉水、熱不息悪木陰」 出典A:「周書−寇儁(かんしゅん)伝」「悪木之陰、不可暫息、盗泉之水、無容[りっしんべん+呉]飲」 源典:「淮南子−説山訓」「曾子立廉、不飲盗泉、所謂養志者也」 出典:北周書(ほくしゅうじょ)・後周書(こうしゅうじょ) 中国の正史。唐の令孤徳ら。貞観10年(636)。50巻。本紀8巻、列伝42巻。太宗の勅命によって撰したもの。北朝、後周の文帝から静帝に至る5世26年間を中心にした紀伝体の断代史。一般に『周書(しゅうしょ)』とも。
・胡座をかく
(あぐらをかく) その立場や状態にあって良い気になっている。図々しく構える。 類:●居座る
・明くる今日(あくるきょう)
その日の次の日である今日。明くる日に当たる今日。